香港貿易発展局（HKTDC）は、コロナ明けを受け、2023年に世界有数の食品見本市「美食商貿博覧（フードエキスポPRO）」を再び主催しました。取引関係を開拓し、現地市場とニーズを把握するための貴重な機会をみすみす逃してはならないと、EU産牛肉の輸出業者も参加しました。

2023年8月17日から19日にかけて香港会議展覧中心で開催されたフードエキスポPROには、ごく近い日本や韓国はもちろん、遠いアルメニアやメキシコなど、世界各地から出展者が集まりました。国際提携を促し、食品業界で進む革新をさらに加速させるべく、セミナー、実演、フォーラム、業界関係者による講演などが催されました。

EU産牛肉のアジア向け輸出促進キャンペーンの代表団も、EU産牛肉の魅力を伝え、さらに香港とEUとの貿易促進の場とすべく、ホール5Cで中国、インドネシア、シンガポールからの出展者の隣でブースを設けました。EUの牛肉専門家5名、キャンペーン主催者UPEMI代表者2名が、業界情報の共有に勤しみました。

今回の食品見本市も、有望な取引関係構築に向けた貴重な機会となりました。展示ブースでは商談の席が数多く設けられ、輸出業者は具体的に製品を紹介し、EUの厳格な生産基準に守られた品質についても説明することができました。

会場には香港のポーランド総領事館を代表して、領事業務・経済・広報文化交流部長ブランカ・ゴウェンビオフスカ氏がお越しになり、輸出業者に現地市場の動向について詳しくご説明くださりました。また、参加者らは現地店舗で牛肉の販売現場を見学し、包装や陳列などについての消費者の好みをはじめ、現地ニーズについて理解を深めることができました。

今回のフードエキスポPROでも、代表団は香港について理解を深め、取引関係を構築することができました。これからも、EU産牛肉のアジア向け輸出促進キャンペーンは続いていきます。次回の企画でも大きな成果を挙げられるよう努力してまいります！