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2024.08.12

至極の味を求めて:牛肉の選び方

上質の牛肉は、美味しさも格別ですが、品質の決め手とは何でしょう?牛肉を選ぶ際には、色沢、締まりときめ細かさ、霜降り具合、香りを調べましょう。具体的な選び方をご紹介します!

色沢

品質を見分ける基準として、最も分かりやすいのが色沢です。新鮮な牛肉は淡い赤色をしていますが、茶色や灰色がかった肉は、古く保存状態が悪かったり、風味が落ちたりしているので避けましょう。ヨーロッパでは牛をいたわり、健康に配慮しながら大切に飼育していますので、EU産牛肉はほぼどれも色が鮮やかです。

締まりときめの細かさ

締まりときめの細かさでも品質を判断できます。新鮮な肉には張りがあり、触り心地も滑らかでみずみずしさが感じられます。逆に固い肉、弛んだ肉は、品質が落ちている可能性があります。表面をそっと押してみて、程よい弾力で押し返して元に戻るようであれば理想的です。

脂肪交雑

霜降りの量と分布は、牛肉の美味しさを左右します。上質な牛肉は脂肪が細かく均等に筋肉と交雑しています。霜降りがきめ細かい肉は調理するとまろやかで風味が豊かになります。ただし、脂肪がきちんと淡いクリーム色であることを確認しましょう。

香り

香りも鮮度の判断材料として重要です。上質な牛肉は、新鮮でほのかな香りがします。異臭や酸っぱい匂いが強い肉は、くれぐれも避けてください。

ヨーロッパで磨き抜かれた品種とは?

牛の品種ごとに肉の風味や適した調理法も異なります。フランス生まれのリムジン牛は、脂肪の交雑が極めて均等なため、肉の風味はまろやかで、ステーキにぴったりです。ベルジャン・ブルーは脂肪が少なく柔らかく味が繊細なので、幅広い料理に向いています。

飼料で差が出る味と品質

肉の品質を左右する飼料に精通するヨーロッパの養牛業者は、枝肉の脂肪を減らしつつ、健康に良い多価不飽和脂肪酸を増やすよう給餌に工夫を重ねています。より上質な牛肉を生産するために、放牧も頻繁になされています。放牧により、筋線維内で脂肪滴が蓄積することで、まろやかで適度なサシが入って風味豊かな肉がつくのです。養牛農家は、適度に柔らかい肉を形成するために重要なビタミンDも欠かさずに補給しています。

厳格な養牛・牛肉生産基準を守るEU産牛肉は、世界各地で定評を築いています。EUでは、農家が域内共通の規範を守り、家畜の福祉と飼料の品質に配慮し、環境と調和した養牛を営んでいます。このため、ヨーロッパの農場で育まれた牛肉は、美味しく、さまざまな調理に向いています。EU産牛肉は、いつも安心してお求めいただける上質で頼もしい食材です。