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2025.06.30

守り抜かれた品質こそが、EU産牛肉の魅力

日本や香港をはじめとするアジア諸国では、味わいと確かな品質を両立する動物由来食品への関心が高まっています。料理の美味しさはもちろんのこと、肉の産地や生産方法、さらには食品安全の基準が守られているかどうかにまで目が向けられています。こうした背景から、シェフやレストラン経営者だけでなく、一般消費者の間でもEU産牛肉が人気を博しています。

その品質は、肉牛の品種選びから飼育、輸送、屠畜、そして製品の包装に至るまで、生産のすべての段階において徹底管理する透明性の高い制度に支えられています。だからこそ、EU産牛肉は美味しいだけではなく、品質の見える化と厳格な生産基準でも消費者の期待にしっかり応えられるのです。

2025年6月には、農業・食料担当欧州委員が日本を訪問し、EU加盟国でも特に日本との連携が期待される農業・食品関連企業や生産者団体の幹部100名以上が同行しました。この訪問では、アジア市場は難関ではある一方、大きな可能性を秘めていることが浮き彫りになりました。EUの農産品や食品生産技術を広く紹介することを目的とする今回の訪問では、近年消費量が伸びて注目を浴びている高品質なEU産牛肉の輸出促進に力が入れられました。

特に日本や香港では、美味しさ、確かな生産履歴、徹底された品質管理の三拍子が揃った牛肉への需要がますます高まっています。今日、消費者や飲食業者は、単なる商品ではなく、味、安全性、そして透明性を求めているのです。EU産牛肉は、その期待にしっかり応えています。厳格な生産基準と包括的な管理体制のもとで、EU産牛肉は、際立つ味わいだけでなく、安定した品質を保っています。だからこそ、輸入業者やシェフからも絶大な信頼を得ているのです。

なぜEU産牛肉は、品質に厳しいアジア市場でも選ばれるのか?

  • 確かな生産履歴 = 消費者の安心に直結

肉牛としてはリムジン、シャロレー、ヘレフォードといった選び抜かれた品種が飼育されています。その一頭ごとに識別番号が付けられており、出生から製品化までの履歴を明確にたどれるよう、品質だけでなく、安全を守る信頼のおける供給体制が確立されています。

  • 牛への思いやり = 格別の味わいと食感

EUでは、牛をつながず、天然飼料で飼育します。成長ホルモンや抗生物質は一切使用しません。このような飼育環境が、肉本来の豊かな風味と一流レストランでも通用する品質を実現しています。

  • 牛が安心できる輸送体制 = 優れた肉質をそのままに

牛にストレスがかかると、肉のpH値が変化し、風味や柔らかさが損なわれてしまいます。幸い、ヨーロッパでは牛が輸送中も安心できるように細やかな配慮が行き届いています。このおかげで、優れた肉質を維持でき、調理時のロスを抑えられ、飲食店のコスト管理にも貢献できます。

  • 熟成管理の徹底 = 感動の柔らかさ

温度・湿度などが細かく管理された環境で熟成させることで、酵素の働きにより肉は柔らかく、深い旨味を帯びていきます。ステーキなら焼き上がりが抜群で、煮込み料理も短時間でトロトロに。調理の効率も上がり、顧客満足にもつながります。

  • 明快なラベル表示 = 安定した品質と管理

原産地や保存条件、賞味期限などが明確にラベル表示されますので、輸入業者や小売店、飲食店は安心して商品を取り扱うことができ、消費者の安心にもつながります。

このように徹底した品質管理により、ヨーロッパの牛肉生産業者は競争力を強化しています。飼育規模を無理に縮小することなく、環境に配慮しながら、持続可能な手法で上質な牛肉を生産しているのです。こうした背景のもと、日本のように品質基準が厳しい市場への輸出も着実に拡大しています。2024年には、ポーランドから日本への冷凍牛肉の輸出量が2700トンに迫りました。これは、EU全体の日本向け輸出額の2割を占め、金額にして1500万ユーロにのぼります。

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